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2021/11/26
2024/08/16
『ロボットプログラミング』 は、子供たちにロボットという目に見える形で親しみやすくプログラミング言語を学んで貰うためのプログラミング教育の一形態です。
既に小中学校の教科科目にプログラミングが履修科目になり、スクラッチ言語などを中心に既にプログラミング学習が学校教育の現場で本格的にスタートしています。
今後も国策として小中高校のプログラミング教育の内容を充実させ、履修科目としてはますます重要視されていく傾向は続くと予想されます。
ただし"これからのIT時代を生き抜くための実用的な"プログラミング習得には、 長い習得期間と持続的な学習 が不可欠です。
親御さん世代からすると、ロボットプログラミングに限らず、かつては「プログラミングは挫折しやすい」「プログラミングの勉強ももっとやってて楽しければ...」、というイメージを持たれているかも知れません。
今やプログラミング教育向けの学習塾やオンラインサービスはそこらへんのプログラミング学習を始める子供たちには苦手意識出ないよう、できるだけ楽しく・成功体験や自己達成感を継続して与えられるように工夫と改善が凝らされています。
この記事では、主に以下に示す5項目の視点から、現在の主流となっている代表的なロボットプログラミングを専門に扱っている学習サービス(学習塾・オンライン教材)を定期的に評価しています。
ロボットプログラミング教育の現場で利用されるソフトウェアやロボット教材は、一般的に数年で大幅にリニューアルされたり、別の新しい製品へ丸ごと置き換わったりします。
ある意味で、プログラミング系の学習サービスが他の習い事と大きく異なる点は、 「情報と教材の鮮度」 が重視されることにあります。
日々進化するIT技術に対応するために、プログラミング講師や学習サービス提供者側は、常に新しい情報をインプットし、教わる側に情報発信していく必要があります。
同業者として思うことは、プログラミング教育の現場で教える側には「高いプロフェッショナル意識」「次世代を育成する使命感」が要求されているのも確かです。
他の習い事と比べて「月謝や教材費が割高すぎる」と思われがちなロボットプログラミング学習なのですが、"講師に求められる技術的・教育的なレベルが高い"という事情も汲んでもらって、ある程度ご理解して貰えばと思います。
ロボットプログラミングをしっかり学べる教室紹介
近年プログラミングを教える学習塾も増え、 「ロボットプログラミング」 もだいぶ習い事の一つとして定着してきました。
このようなプログラミング教室には、実際の店舗内で生徒が通学するタイプの 「学習塾型」 とオンラインで自宅からリモート通話などで学習可能な 「オンライン型」 の2つの形態が主流です。
そのような状況ですので、通えそうなプログラミング教室が近くに無いという方にとっては、「オンライン型」のロボットプログラミング教室しか選択肢は無いのが実情です。
こういった事情もあり、ご自宅から通える範囲に何かしらロボットプログラミングを教えられる学習塾がある方は、せっかくの 「地の利」 ですので、積極的に理想のプログラミングスクール探しにトライしてみてはと思います。
ロボットであることに何のこだわりも無ければ、別のリンク記事でまとめているように スクラッチプログラミング教室 を使ってみるのも手です。
ロボット教材と違い、パソコンとインターネット環境さえあれば、オンラインからメンターの方が丁寧に教えて貰えます。
【Pschool厳選】Scratchを学べるオンライン・駅前プログラミングスクール5選
小学生の6年間は長いようであっという間に過ぎてしまいます。
是非ともお子様にプログラミングを学習させる機を逃すことのないように気を遣いたいものです。
ロボットプログラミング教室① 〜 Z会プログラミング
難関大学受験で有名なZ会が展開する実践的なSTEAM教育向けのカリキュラムが、「
Z会プログラミングシリーズ 」です。
受講生のレベル別・興味別にいくつかの学習コースに分かれているのが特徴です。
この内、
Z会プログラミングシリーズ でロボットプログラミングが履修できるコースが、 「Z会プログラミング講座 with LEGO® Education」 になります。
この講座では小学生を対象にロボットプログラミングの学習に特化した内容になっており、レゴブロック®を使い、遊び感覚で、ハードウェア工作に慣れ親しむことを目的としたプログラムです。
「
Z会プログラミングシリーズ with LEGO® Education」は、受講する生徒の学習進捗とレベルに応じて、 『SPIKE™ベーシック編』 と 『標準編』 の2段階に区分されています。
「SPIKE™ベーシック編」は、ブロックプログラミングを初めて触る小学生を対象に、基礎を中心にシンプルなプログラムを、一人で十分に作ることができるようになるまでを盛り込んだ学習カリキュラムを提供します。
内容は月1回ごとの全12回構成で、1年間の継続契約になります。
このカリキュラムの特徴としては、 『SPIKE™ベーシック』 を利用したロボットプログラミングを学ぶ点にあります。
世界的にSTEAM教育教材として実績の高い SPIKE™ベーシック を利用しながら、プログラミングを学び始めた子供たちに、楽しく飽きさせないように学ばせるように工夫された学習プログラムで構成されています。
※なお、SPIKE™ベーシックの以前の製品シリーズの位置づけにあった 「WeDo2.0」 は現在廃番となっております。 一部代理店が取り扱うのみとなっていますので、既に
Z会プログラミングシリーズ での講座サポート外になっていることにご注意ください。
この「基礎編」講座では、授業中メンターと生徒のマンツーマンレッスン形式で進められるため、生徒の理解度に応じたきめ細かい内容になっています。
VIDEO
この「基礎編」のカリキュラムは、受講対象は小学生(小学2〜5年生)となっています。
ただし、 小学2年生以下のお子様の場合、保護者の付き添い前提の受講 という条件がありますので注意が必要です。
もう一つランクの高いカリキュラムが「標準編」講座です。
こちらも月1回ごとの全12回構成で、1年間の継続契約になります。
基本的に「基礎編」を修了することで、「標準編」へ継続契約で移行できるシステムになるようです。
この「標準編」講座は、小学3〜6年生が受講できるレベルの学習内容になっています。
学習教材も、SPIKE™ベーシックの上位商品である 『SPIKE™プライム』 というハードウェア教材に変わります。
「SPIKE™プライム」は高精度サーボモータと光学センサが付属したよりハイレベルなプログラミングのできるキットです。
VIDEO
この動画のように、SPIKE™ベーシックと比べてSPIKE™プライムではより複雑なプログラミングと、処理動作を学習することが可能です。
このより多彩なプログラミング機能が拡張できるため、小学生の高学年が講座の対象となっています。
なお、「
Z会プログラミングシリーズ with LEGO® Education」のSPIKE™ベーシック編と標準編とも、 2023年4月11日をもって新規のお申し込み受付を終了 する予定になっています。
当然ながら新規のお申し込み受付終了後も、安心してカリキュラムの最後までご受講できます。
新規募集の終了理由として、SPIKE™シリーズを開発販売するLEGO®社の製品が近年の半導体需要や円安の影響で海外から入手しにくい状況になっており、国内メーカーなどのより供給と価格の安定したハードウェア教材を模索する狙いがあるのではないかと推測します。
なお、気になる月謝や初期費用などは、以下の表のような目安になっています。
SPIKE™ベーシック編
標準編
受講料(月払い)
5,500円
6,160円
受講料(一括払い時の月額)
4,675円
5,236円
初期費用(教材代等)
35,200円
44,000円
より詳しい学習カリキュラムの内容は、
Z会プログラミングシリーズ の公式サイトの無料資料請求でお取り寄せいただいた上で、お子様の意見も取り入れながら、受講するか否か良く検討してみてはいかがでしょうか。
ロボットプログラミング教室② 〜 LITALICOワンダー
プログラミングロボット教室・『
』は東京・神奈川・埼玉の1都2県を中心に展開している店舗型のプログラミング教室です。
その特徴は対象の生徒さんの対応するレベル幅が広く網羅し、 年中(ひらがなが読める)〜高校生 までをカバーしている点です。
教育費に掛けられる資金的な話は別にして、生徒は最長で12年以上長く続けられるので、他のプログラミング教室にはない非常にアットホームな雰囲気も魅力であり、 受講継続率が驚異の97%もある ようです。
の学習コースは2つに区分され、 『ロボットクリエイトコース』 と 『ロボットテクニカルコース』 に分かれています。
カリキュラムの特徴としては、子供たちの“楽しい”と思う気持ちをより大事に考えて、好奇心を引き出すような内容で構成されているのが長く愛される秘訣なのかも知れません。
「ロボットクリエイトコース」 は(ひらがなの読める)年長〜小学3年生を対象にしたロボットを組み立てて、動かしてみるまでの初歩的なことをしっかり学べる学習カリキュラムです。
このロボットクリエイトコースは、ロボットプログラミング教室には珍しく、オンライン通学にも対応しており、ロボット教材を準備できる場合には全国どこでもリモート通話方式で受講可能です。
オンライン通学を始めるには、ビデオ通話やインターネット環境の利用条件の有無など何かと準備が必要になると思います。
詳細が気になる方は、一度無料オンライン体験を申し込みされた上で、どのように始めればよいか相談窓口にお問合せください。
ロボットクリエイトコースを受講終了したあとで、もっとロボットプログラミングの学習を深く学びたい生徒向けには 「ロボットテクニカルコース」 も提供されています。
このコースは 初級レベルをクリアした小学3年生〜高校生 までを対象に、高度なロボットプログラミングをマンツーマン授業で行っていくようなカリキュラムです。
注意が必要なのは、このロボットテクニカルコースは オンライン通学未対応 のカリキュラムです。
受講するためには、
の プログラミング教室の実店舗に通学する必要 があります。
ただし残念ながら通学できる実店舗となると、以下の関東エリアに絞られるため、地方にお住まいの方にはオススメできません。
逆に言えば、関東周辺にお住まいのご家庭であれば、非常に利便性のよい学習塾となっています。
このロボットテクニカルコースでは、サーボモータやセンサ類の制御などが学べます。
基本的に、高度な制御機能を有する部品は高価なものですので、自前で購入するとなるとなかなか痛い出費になります。
プログラミング教室内で貸し出し しているので、ハードウェアの購入費用を抑えることができるのも
のロボットプログラミング教室の魅力です。
料金形態も含めて、サービスの詳細は一度無料体験を申し込みながら、じっくり教室側にお問い合わせください。
最後に料金の目安をまとめてみます。
ロボットクリエイトコース
ロボットテクニカルコース
受講料(月払い)
22,000円
22,000円
初期費用(教材代等)
16,500円
16,500円
教材は先程のZ会プログラミングと全く被るものの、料金トータルでいうとかなり差が出てしまいます。
の場合には、 「全国一律オンライン対応」と「室の高いメンターからのノウハウ指導」 というのが大きなメリットです。
ロボットプログラミング教室③ 〜 アーテック
『アーテック』は大阪府八尾市に本社を置く国内教材メーカーであり、主に学校で使用される教材の企画・製造を行っています。
近年は学校の授業教材にとどまらず、ロボットプログラミング教室を全国500箇所以上で展開し、プログラミング教育事業にも力を注いでいるようです。
その アーテックのロボットプログラミング教室 では、主に子供の年齢帯に併せて、『
アーテック自考力キッズ 』と『
エジソンアカデミー 』の2つの学習形態を設定しています。
「
アーテック自考力キッズ 」はその名の通り、子供たちが直面した課題に対して解決手段を自分で考えることの出来る基礎的が力を育むことが狙いです。
課題を通して、パズル/ロボット/プログラミングを一通り触れることができる就学前の年長クラスのお子様から小学校低学年(1〜2年生)向けの学習プログラムです。
VIDEO
動画のように小さいお子様には、ブロックや歯車を使って図形パズルやゲームに挑戦し、プログラミングに必要な想像力と地脳を養います。
最終的にロボットの組み立てから、ロボット・プログラミングの初歩までの行程で学ばせることができます。
受講期間としては、2年(24ヶ月)のコースになっているので、プログラミングスクールにしては長めの設定になっています。
もう一つの「
エジソンアカデミー 」は自考力キッズよりもより進んだ上位の学習サービスで、こちらは小学校高学年までの子供たちのプログラミング能力の向上を狙ったサービスです。
小学校低中学年でロボットプログラミングに親しんだ後で、本格的にスクラッチプログラミング、そしてPythonプログラミングへとスムーズに橋渡しすることの出来る教育プログラムとなるように工夫されています。
運営上の大きな特長として、
エジソンアカデミー は加盟教室(フランチャイズ)方式で、現在は全国45都道府県(の主に都市部)で約900教室にて開校しています。
よって一般のプログラミング教育向けのスクールは関東を中心とした都市部に集中しがちですが、
エジソンアカデミー なら地方にもバランス良く営業しているのがメリットと言えます。
まずは是非とも最寄りの
アーテック・ロボットプログラミング教室 を探してみて、お子様のプログラミング教育をスタートを効果的なものになるように検討してみてはいかがかと思います。
アーテックのロボットプログラミングのカリキュラムは、アーテック社のオリジナルのブロックトイ・ 『アーテックブロック』 を使っているという特色があります。
アーテックブロックを自由に組み立てことで、『アーテックロボット』を作成し、さらに自分で作ったプログラムでロボットを操作することができます。
このように子供たちの創造性に活かしながら学習を進めるスタイルに設計されています。
出図: アーテックブロックのヒミツ https://www.artec-kk.co.jp/blocks/himitsu/
より抜粋
メジャーなブロックトイとしては、先程も説明したように、レゴ社から販売されているWeDo2.0が代表的です。
レゴブロックでは、かなりの種類のブロックを縦方向に積み上げるので、組立にはある程度の慣れが必要になってきます。
「アーテックブロック」はブロックの種類は少なく、縦横どの方向にも自在にくっつけられるのが特徴になっています。
このため柔軟な形状に組み立てられ、レゴのようにクセのある組立に慣れていなくても、パチパチと割と素直にブロックを組み合わせることができます。
出図: アーテックロボの3つの特長 https://www.artec-kk.co.jp/artecrobo/ja/
より抜粋
アーテックブロックには、プログラムからで制御できる『ロボットパーツ』と呼ばれる部品があり、これをeduコンからプログラムを作成したり、ロボットと通信制御したりすることができます。
中々子供たちが自発的に材料を一から揃えながら、すんなりとロボットプログラミングが出来るかというとそうはなりません。
アーテックブロック(ロボットパーツ)とeduコン(プログラミング環境)が揃っていれば、すぐにでも楽しいロボットプログラミングが初められるようにサービス設計がされています。
プログラミング教育を受けさせたいけど何処から始めればよいか悩んでいる親御さんや教育関係の方にも嬉しいポイントです。
出図: アーテックロボの3つの特長 https://www.artec-kk.co.jp/artecrobo/ja/
より抜粋
また以前の教材特集の記事で取り上げた 「eduコン」 もアーテックが中心となって開発・販売しています。
Pスクール厳選・楽しいSTEAM教育向け教材の紹介コーナー④ 〜 eduコン編 ロボットプログラミング教材として利用できるアーテックのロボットプログラミング端末の「eduコン」を掘り下げます。
「eduコン」と「アーテックブロック」はセットで利用できるプログラミング教育教材です。
アーテックはソフトウェア&ハードウェアの両面で高い技術力に強みのあることも、提供する高品質な学習サービスの魅力となっています。
なお、料金の目安ですが、現状では以下のような料金体系になっているようです。
自考力キッズ
エジソンアカデミー
入会料
0円
0〜10,000円(※教室による)
受講料(月払い)
11,000円
8,000〜12,000円程度
初期費用(教材代等)
33,000円
40,000円前後
メリットはフランチャイズ経営展開されているので、地方でも比較的プログラミング教室が探しやすいというのが強みになっています。
料金設定としても、小中学生向けのプログラミングスクールとしては平均的な値段と言えますので、興味があれば一度無料体験教室を申し込んでみても良いでしょう。
ロボットプログラミング教室・教材を選ぶための5つのポイント
この記事では、オンラインやお宅から利用できる良質なロボットプログラミングを勉強できる学習サービスを紹介していきます。
ブログの特性上、全国展開している有名どころをピックアップしていましたが、探せば必ず特定の地域限定で活躍されている地域密着型のローカルでサービス展開している中堅〜小規模の教室もたくさんあります。
地元に存在するスクールなどへ受講を考えている方も、以下の5つの項目を踏まえた上で色々と検討に利用してみてください。
値段
受講にかかる料金に関しては、やはりもっとも悩ましい項目です。
このブログでも大体の目安は示してはいるのですが、実際の学習カリキュラムの内容であったり、細かく分けられたプラン設定によるものが大きいので、確固たるお値段が知りたい場合には 要お問い合わせ となります。
ほとんどの学習サービスが、初月はお試し無料キャンペーン等などを定期的におこなっています。
気に入らなければ期間中に辞退を申し出ることで簡単に辞めることができます。
ロボットプログラミング教室の月あたりの大体の月謝は選択プランにもよりますが実質 4,000〜13,000円 の価格帯で、サービス毎に差があります。
特に注意を払いたいのが、 ロボットなどのハードウェア購入費・学習用のパソコンやタブレット端末は初回購入 しなければならない場合がほとんどです。
この初期費用は初回のみで、受講料などが月に1回払いという料金体系が一般的のようです。
そもそもブロック組立式のロボットがなければ、ロボットプログラミングが出来ません。
ロボット教材の購入は致し方ないと割り切らないといけません。
ほとんどは受講する前に事前に何を購入するか、どのような教材を使うのか、プログラミング教室側から詳細な説明・指示があるので、それに十分合意をされた上で購入する場合がほとんどです。
プログラミングできるロボットの価格帯は、 20,000〜60,000円 ほどで、提供される学習カリキュラムによって幅が大きいです。
さすがに5万円超えて来ると、親としてはお財布から悲鳴が聞こえて来そうです。
最近では、世界的な玩具企業であるLEGO社のロボットプログラミング教材を採用している学習塾も多くなってきています。
高いロボット教材ほどしっかしとした有名企業メーカーが販売しているプログラミング教材である場合が多く、汎用性や品質・信頼が高い分、お子様にも安心して扱わせることができます。
逆に、ロボット教材が格安となってくると、教える側の涙ぐましいコストダウンから準備されている教材とも言えます。
独自にカスタマイズしすぎて余りに市販の規格から外れてしまうのも困りものですし、機材の不備が原因でお子様が怪我をされては大変です。
場合によっては市販の大手ウェブショップなどでも扱っている商品を取り寄せことも出来ます。
ただし、プログラミング教室側から購入してもほとんど値段は変わらないと思います。
このブログで説明する中では、値段の観点からいえば、 Z会プログラミング がもっともリーズナブルにロボットプログラミング講座を受講できると思います。
アクセス
かつての一昔、二昔前の学習塾のイメージとは違い、実店舗をもった学習塾もオンライン対応できる場合がほとんどです。
ほとんどの一般家庭でもインターネットが普及し、既に場所は選ばなくなったというのは地域格差の問題が無くなって来つつあると見れば喜ばしいことです。
ただし、完全オンラインの受講を考える上で、事前に考慮しておくべきは、 本教材には含まれない、別途必要となる副教材の事前準備 のことです。
これには光回線インターネットがご家庭で利用可能になっていることも前提条件の一つです。
特にロボットプログラミングのようにハードウェア教材を使った学習カリキュラムでは、本教材とは別にこれらの副教材を購入しておかなくてはなりません。
副教材一式揃えるだけでも、軽く5万円を越えてくることはザラにあります。
実店舗ある通えるプログラミング塾の場合、教室内に生徒が共有して利用できる教材として備え付けられているものを使える可能性があり、高い副教材をわざわざ購入しなくてもよい場合があります。
地方にお住まいで、通学可能な店舗系のプログラミングスクールをお探しであれば、この記事で取り上げている中でもっとも強みをあるサービスは、フランチャイズ式に全国展開している 「アーテックのプログラミング教室」 がおすすめです。
受講期間
学習カリキュラムで設定されている 「受講期間」 というのも良く確認しておきたいポイントです。
1年程度の区切りで決められたカリキュラムが修了する形式の学習講座から、2年以上を通して組み立てられた小中高と長く利用できる予備校のような立ち位置のものまで、学習塾ごとに割とバリエーションがあります。
どのような期間形態を選ぶかによっては、お子様が途中で学習内容に飽きてしまうと、せっかくの高い受講料も虚しいものになってしまいます。
子供たちのロボットプログラミングに対する反応や意見・モチベーション度合いを見極めたり、受講費などから金銭的な余裕をみながら考えることになります。
一度受講してみて、学習カリキュラムの理解度や興味の度合いを経緯観察しながら、講師の方たちの意見も取り入れて、適切な受講期間はどの程度なのか相談してみるのも一つの手段かと思います。
難易度と発展性
ロボットプログラミングのカリキュラム内容は、小中学生レベルで設計されているのが基本となっています。
「難易度」 で言うと、初めてプログラミングを学ぶ初歩レベルのカリキュラムは必ず設定されていますので、どの生徒にも理解しやすいしハードルはかなり低いと思います。
基礎レベルのカリキュラムを修了し、そこから次のステップに進むかどうかを考える際に重要な判断材料となるのが 「発展性」 です。
この「難易度」と「発展性」もプログラミング学習をお子様に受けさせる前に十分考えておかないと、せっかくのプログラミング教育も"子供の頃に通った思い出の記念作り"とかにしかなりません。
中学校高学年や高校などを見据えた場合、ロボットプログラミング教室の通学の継続を検討するより、もっと高度なレベルの別の言語の取得を考えてあげたほうが良い選択肢になることもあります。
最近は人工知能(AI)ブームもありPythonが人気です。
C#やUnityなどのゲームプログラミングに特化した学習カリキュラムも増えて来ています。
ある程度ロボットプログラミングを習得してしまった子供に、いつまでも(ほぼ学習内容のパターンが決まっている)ロボットプログラミングを習わせておくのは学習期間や費用を考えても勿体無いことです。
また、ロボットプログラミングに興味をあまり示さなかったお子さんであっても、ゲームプログラミングのほうが楽しい、というようにその子に向いた適正というの存在しています。
保護者としては、次なるステップへとスムーズの移れるように後押しや理解する姿勢が必要になるでしょう。
習得難易度で言うとPythonよりも更に上位レベルになりますが、個人的にオススメなのは『Javascript』や『HTML&CSS』などに代表されるWebプログラミングの分野です。
こちらはロボットプログラミングというより、Scracthに代表される 「普通のソフトウェアプログラミング」 からスタートすることになります。
小中学生向けの一般プログラミングの学習サービスについては別の記事で紹介させて頂いています。
ご興味あればそちらも一読ください。
【Pschool厳選】Scratchを学べるオンライン・駅前プログラミングスクール5選
自分の手でホームページ制作を作成できるようにまでなると、もう立派なコンピューター・エンジニアの第一歩になります。
現状、社会に出たときに多くの企業から引く手あまたのエンジニアは、こちらのソフトウェアを作れるタイプになりますので、 10年後の将来を見据えたお子さんへの投資 とも言えそうです。
プログラミングテーマ
プログラミング教育において、 「プログラミングテーマ」 はとても重要な課題です。
プログラミングテーマとは、なぜプログラミングをするのか、どんなプログラミングをするのか、プログラミングをする前に明確な目標設定を与えた課題のことです。
プログラミング教育において、子供の制作意欲を尽きさせないことが肝要です。
そのため、プログラミングスクールを検討することにおいても、 プログラミングテーマ選び が非常に重要な役割を持っています。
プログラミングテーマをおろそかに考えてしまうと、いくら高価なハードウェア教材を購入して子供たちに与えてあげても、学習効果も無く、ほとんど無駄になってしまいます。
通常の小中学校で学ぶ教育課程レベルでのプログラミング学習がカバーできるテーマは、実はさほど広くありません。
というか、義務教育レベルで勉強したプログラミングが、大人になって実学としてそのまま役に立つことはほぼ無いでしょう。
実際、より実践的・発展的な将来役に立つプログラミングテーマで、ロボットプログラミングを独学しようと思うと、 電子部品などの資材集めのための潤沢な予算 が必要になります。
電子部品だけなく、工作用の工具などの機材費用も合せると、子供のおこづかいを大幅に越えてしまいとても現実的ではありません。
また、都会の電気街の近くにでも住んでいない限り、自前で材料集めにハードルが高いという事情もあるでしょう。
ロボットプログラミングはその学習環境を準備する難しさもあり、子どもたちが自ずから勝手に勉強してくれるわけではないのです。
自前ではロボットプログラミングに使える材料調達に色々と限界があるので、学習環境が一通り揃っているロボットプログラミング教室を利用できるかは、お子様のエンジニア適正を育む上でも確認しておきたいポイントです。
ロボットプログラミング教室・教材選びを考える際には、学習カリキュラムに、お子様の興味にマッチしたプログラミングテーマが備わっているかを必ず確認してみましょう。
この記事で紹介している学習サービスの中では、 クレファス がもっとも充実したロボットプログラミングのテーマを提供しているようです。
プログラミングテーマ重視にスクールを選んでみたい方にはおすすめです。