【Pschool厳選】スクラッチ3.0を学べるオンライン・駅前プログラミングスクール5選


※ 当ページには【広告/PR】を含む場合があります。
2021/11/21
2023/08/11

子供たちを中心にプログラミングをこれから勉強していく人間にとっては、ビジュアル的に理論ブロックを組み合わせて作る
Scratch言語(スクラッチ)は最適なプログラミング言語です。

しかし大人でもスクラッチを独学で最初に勉強するのには、かなり苦労するかも知れません。いわんや小学生・中学生が誰にも教えてもらえない環境で、コツコツ一人で...というスタイルにはかなり現実的でしょう。

ここでは、弊社タコキンのPスクールが巷で流行っているプログラミング教室を取り上げて、その特徴をざっと解析してみたときの内容をまとめた記事です。

プログラミングスクール選びには、立地やカリキュラムなどのマッチングを事前に良く検討し、お子様に合ったプログラミングスクールを探すのにお役立ていただけたらと思います。


スクラッチをしっかり学べるオンライン動画講座〜Umedy

「Udemy」といえばIT向けのビジネスパーソンが自身のキャリアアップや転職・副業などのオンライン学習動画を購入し、視聴しながら学べるなど、ビジネス重視の少しお硬いイメージがあるかもしれません。

実際のところ、Udemyのオンライン学習サービスは年齢を問わず幅広い年代・プログラミング言語等を対象に、バリエーション豊かな動画講座が用意されています。

ということで当然、
『Scratch』も例外なくオンライン講座が提供されています。

Udemyの学習サービスで他のオンラインスクール・通信教育講座と異なる点は、すべて
「買切り型の動画コンテンツ」として購入できる点にあります。

Udemyのサイトから、自分の学びたい学習内容を検索し、気になる講座の内容を購入することで、マイページから自分の好きなタイミングでいつでも気軽に学習することが可能になります。

1講座は軽めの初心者向けの内容だと無料〜数千円程度から、専門的な知識をしっかり身につけるビジネス向けコンプリートパックなど数万円するものもあります。

Scratch向けのオンライン講座は多くは無いのですが、ここでは個人的に気になる講座をいくつかピックアップして紹介します。

子供を熱くさせるプログラミング教室「Ritz」の入門7日間講座

まず一つ目は、UdemyのScratch講座の中でも最もおすすめの講座で、『
子供を熱くさせるプログラミング教室「Ritz」の入門7日間講座
』は必見です。

さすがは本業がプログラミング教室の方たちの作製した学習講座だけあって、本格的なScratchゲームを作るという難易度にも関わらず、小学生がわかるような言葉で優しく言い換える工夫や、キーボード操作に不慣れな場合にも丁寧な入力操作を教えてくれるように配慮されています。

Scratchプログラミングは、お子さまのモチベーションを維持しながらでないと途中で投げ出してしまわれると、当然、せっかくの受講料も使い捨てになってしまいます。

この講座では、可能な限り、お子さまのモチベーションを高めることに重点を置きつつ、作りながら楽しいゲームをじっくり理解しながらステップアップ方式でレッスンを進めていくことができます。

動画の総再生時間は7時間と長めですが、これで5000円程度ぽっきりと考えると、実店舗型のプログラミング教室にお子さまを通わせるよりもコストパフォーマンスが高いでしょう。

マリオ風2Dゲームを作って学ぶプログラミング的思考【超入門】

2つ目は、『
マリオ風2Dゲームを作って学ぶプログラミング的思考【超入門】
』という動画講座です。

往年のスーパーマリオ風のスクロールアクションゲームを集中的に作製したい方におすすめです。

レトロな2Dスクロールゲームでは定番となっている「歩く・落下する・着地する・ジャンプするなど」をスーパーマリオ風の2Dスクロールを題材に学習していきます。

この講座の内容をすべて理解できる頃には、お子さまの想像力が掻き立てられ、独自のアイディアが自発的に浮かんでくる状態になり、まさに小さなプログラマーが誕生していることでしょう。

動画の総再生時間は1時間半で、テーマを絞った講座としては典型的な長さかと思います。料金2400円ですので、Scratchでのプログラミングに自身がついてきたお子さまの力試しにもってこいの1本です。

子供プログラミング[第2弾](中級)インベーダー風シューティングゲーム編

3つ目は、先程紹介した"子供を熱くさせるプログラミング教室「Ritz」の入門7日間講座"の続編にあたる・『
子供プログラミング[第2弾](中級)インベーダー風シューティングゲーム編
』という講座です。

ゲームの原型ともいえる「スペース・インベーダー」をベースに、本格的なシューティングゲームを一から完成させるまでを学習することができます。

このレベルになると、お子さま一人だけでは少し難しい難易度になるかもしれませんので、親子で一緒にScratchプログラミングを勉強したいという方に向いている動画講座になっています。

こちらも前回の講座と同様に総再生時間は7時間と長めで、5000円程度の講座になります。

講座の内容のレベルと考えると、実店舗型のプログラミング教室で習えるカリキュラムの終盤レベルにも十分相当するため、こちらもコストパフォーマンスが高いと言えます。


スクラッチをしっかり学べるプログラミングスクール紹介

『スクラッチ(Scratch)』は現在世界中の小中学生向けのプログラミング教育の現場で利用される言語です。

世界の子供たちが最初にプログラミングに触れる言語としてMIT(マサチューセッツ工科大学)のメディアラボが中心となって進めれられてきたプロジェクトで、現時点で15年という長いスパンで現在の実績と地位を築いてきております。

このため、スクラッチには
「どうやったら子供たちに楽しく持続してプログラミングを学ばさせることができるのだろうか」という他の言語にはない視点からプログラミング教育のためのノウハウが蓄積が進み、今もなお一貫してプログラミング教育言語としての開発が進められています。

また、スクラッチには子供たちの能力の成長に合わせて、本格的な次のプログラミング言語にスムーズに移行を促す橋渡し役になれるよう、さまざまな創意工夫が存在します。

スクラッチの歴史はさておきまして、現行のスクラッチ3.0ではインターネットがあれば
「どこでも誰でもいつでも」使うことができるのが強みになっています。

一方で、スクラッチを中心に子供たちに分かりやすく教えることのできる『IT教育スペシャリスト』とも呼べる人材は、日本にまだまだ少ないのが現状です。

例えば、子供たちの興味のあるプログラムのテーマは一人ひとり様々に存在すると思います。

その子供たち一人ひとりの興味に応えるかたちで学習を進めようとすると、教える側(講師)はより深くスクラッチを理解し、柔軟に扱えるだけのスキル(※)が要求されます。

※ スクラッチ3.0の本体は、Javascript&HTML(=React)であるため、それなりのIT業経験者でなければ、より柔軟かつ専門的なスクラッチプログラムの作成ができない。

近年では学習塾として通えるスクールも増え、ご住まいの条件が良ければ、ご自宅からお子さん達を通わせることもできるかもしれません。

プログラミング学習スクールに在籍する講師の質は、スクールごとに不確定な要素と言えます。

このため、
体験入学・体験講座などを通じて、どのような内容で学習カリキュラムが進むのか、お子様の興味がマッチングするか、など事前に確認しておくことが必要になってきます。

一見してどのプログラミングスクールも似たようなサービスに見えますが、各々のスクールが掲げる学習内容や最終的な学習ゴールには差異があります。

最初のプログラミングスクール選びは中々悩ましいものですので、体験入学で子供たちの反応を見てから、保護者がプログラミングスクールのサービスの質に甲乙つけるという地道な選び方が現実的かと思います。

以降では、スクラッチを学べるプログラミング学習パッケージサービスをピックアップ形式で紹介しています。

スクラッチ系言語のプログラミングスクール選びの検討の助けにしていただけたら幸いです。


QUREOプログラミング教室

QUREO(キュレオ)プログラミング教室
』は、小学生向けにスクラッチ系プログラミング学習サービスを全国展開している現在もっとも規模の大きいなプログラミングスクールの一つです。

サービス地域

全国の都市部であれば少なくとも1店舗は存在してると思えるほど近年では規模を拡大してきているプログラミング教室です。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

対象レベル

完全店舗型のプログラミングスクールで、受講者のターゲットは小学生に限定されています。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

学習内容

学習に利用される教材は、IT大手のサイバーエージェントがスクラッチ言語を更にプログラミング学習用に特化させたものを取り入れているようです。

※ 中身はスクラッチと同じ仕組みですので、そのままスクラッチプログラミングへ移行することもできるため学び直しをする必要はありません。

受講するプランにも依りますが、おおよそ一月あたりの受講料が1万円〜と通常の習い事の相場の月謝のようです。

プログラミング学習をする場合には、パソコンやインターネット環境などの設備の初期費用が別途かかる場合もありますが、QUREOプログラミング教室は店舗型のスクールに備え付けられたものを利用可能のようです。

学習カリキュラムの詳しい内容は一度最寄りのQUREOスクールへ足を運ばれて、体験講座を受講させて見るのが良いでしょう。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール


アンズテック

』は、小中学生向けプログラミング学習サービスを提供するオンライン専門のプログラミングスクールです。

オンラインで指導に当たる講師陣に、現役のソフトウェアプログラマーを迎え、プログラミングが初めての子供たちでも楽しく本格的なプログラミングが学習することができます。

サービス地域

アンズテックの特徴としては、オンラインでの学習サービスなので、全国津々浦々でインターネットが接続できる環境であれば手軽に初められる点です。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

家に居ながらでもビデオ通話越しに利用できるので、保護者からすると実際の教室へ移動する必要のある習い事と比べ、他人との接触をすることは無いので色々と安心できます。

学習のカリキュラムは、生徒一人ひとりに合わせた最適なカリキュラムにその都度修正されて進められます。

講師が生徒の理解の進捗に併せて、学習ペースや意欲に配慮しながら個別指導学習が進みますので、子供たちのプログラミングデビューに最適な教材と言えるでしょう。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

※ビデオ通話による個別指導形式の学習カリキュラム(図はイメージ)

対象レベル

対象のレベルとしては、小学校中高年〜中学生レベルを想定しています。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

学習内容等

巷のプログラミングスクールと言えばかなりの割合で、組立型の玩具教材を用いたロボットプログラミングが主流となっています。

アンズテックは、
このロボット教材を使わない、ゲーム型のアプリの作成に特化したカリキュラムを中心に学習するサービスになっています。

ロボットプログラミング主体のカリキュラムでは、どうしても「ロボットが動く・動かない」の方に主眼が向きがちになりますので、より純粋なソフトウェアを作るための学習という意味では、ゲーム・プログラミングのほうがより地に足の付いた内容と言えるでしょう。

既に小学校教育でも利用されているスクラッチの課題も学べる他、簡単なシューティングゲームや脱出ゲームなど、子どもたちが楽しめるゲームプログラミングコンテンツをご用意されています。

また復習教材として、動画によるチュートリアルがいつでも好きなタイミングで確認できます。

この動画をチェックすることで、生徒がオンライン講義で講師に聞き忘れた課題も、すぐに確認可能です。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール


デジタネ(旧D-SCHOOLオンライン)

デジタネ(旧D-SCHOOL)
』はオフラインでもスクラッチを学習できるプログラミング学習教材です。

サービス地域

デジタネ(旧D-SCHOOL)
は通信教育の形態で提供されているので、全国一律で受講可能です。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

対象レベル

受講する対象レベルは、小学校3年〜中学生レベルを想定しているようです。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

ただし同時に英語能力も学習するようなコンセプトですので、カリキュラム開始には小学校高学年レベル程度は想定しておいたほうが良いかも知れません。

学習内容等

メインとして、「プログラミングと英語を同時に学びながら、自分だけのロールプレイングゲームを作る」を題材にした全12回の学習パッケージを提供しています。

このゲームを作成する過程で、クイズゲームやじゃんけんバトル、宝探しゲームなどのテーマを学べるようなカリキュラム設計になっています。

一人で動画を観たり、黙々と自主的にゲームを作って遊べる子供向けの学習パッケージです。

このため子供の性格によっては、多少向き不向きが出るかもしれません。

デジタネ(旧D-SCHOOL)
の最大の特徴として、プログラミングを学習しながら、実践的な英語力も同時に習得していくことができます。

プログラミングと英語は本来切り離せないものですので、プログラミングを勉強しながら英語の素養も養うことができるため、考えようによっては1つの習い事で、2倍お得です。

毎月届くミッションを着実にこなすことで、プログラミングに必要な論理的思考力も身についていく内容になっています。

全12回の課題を全てやりきった子のプログラミング能力は確実に「自分でプログラミングを作り出せる」というレベルになっていると思います。

料金は月額で3,980円(税込)で、14日間の無料体験中はいつでも受講開始をキャンセル可能です。

デジタネ(旧D-SCHOOL)
の提供する学習パッケージの大まかな学習手順にも触れておきましょう。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

カリキュラムが始まると、毎月送られてくる動画教材を観て、英語に触れながら楽しくゲームを作ったり・遊んだりというステップから始まります。

その後、英語学習教材を利用した、クイズゲームで英語を学んでいきます。

そして最終工程として、生徒さん独自の創造性を育てるために、自分だけのゲーム制作への挑戦を促す課題に取り組むという流れで進みます。

オプションとして講師がリモートによるマンツーマンレッスンで一つ一つ操作を効きながら、子供の理解度にあわせて指導するコースも用意されています。

個別指導コースを選択する際には、学習カリキュラムを講師側と相談しながら、生徒の意欲や興味に合わせたオーダーメイドすることが可能です。

保護者として、国際的に活躍出来るような子供の将来を見据えた
「将来のためにプログラミングに関する資格を取得できないか」等の要望にも柔軟に対応しているようですので、一度受講前にお子様のお考えも確認しておきましょう。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

子供のプログラミング学習のレベルを考慮して、オフラインの学習教材か、オンライン個別指導コースの授業か、都合の良い方を選択できるようになっているのも嬉しいところです。


Tech Kids School

』は、国内ゲーム開発大手のサイバーエージェント株式会社の運営するプログラミング学習塾およびオンライン教育サービスです。

サービス地域

」では現役のサイバーエージェントスタッフによるプログラミングの英才教育を個別指導で受けられるエリート学習塾のようなサービスです。

募集は渋谷校のみですが、その人気の高さにより、現在全国約700人の小学生が在籍しています。

渋谷駅のすぐ近くですので、アクセスは非常に良いのですが、とにかく東京周辺に住んでいらっしゃる生徒が募集対象になります。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

対象レベル

受講者のターゲットレベルとしては、「東京地域の小学生」限定となります。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

学習内容等

」の教育指針として、プログラミングスキルを身につけることだけが目的ではなく、総合的なテクノロジーを武器として自らのアイデアを実現し、社会に能動的に働きかけることができる人材の育成を目指しています。

それゆえ高い学習カリキュラムで指導実施がされており、在籍している生徒の方は非常に優秀なことで知られ、小学生のプログラミングコンペやコンテストなどでの入賞者数が全国でも最も多いようです。

なんとも輝かしい実績ですので、なんとも我が子を受講させるには気後れしてしまう...という不安はあるのかも知れません。

実際はさほど気を負う必要もなく、子供たちの実力に応じたカリキュラム設計と、段階的に実践的な実力を身につけてもらうためスケジュールを色々と調整して貰えます。

興味のある方は、一度無料無料体験レッスンを受講し、保護者向けの説明会に参加して不明点や懸念点などを気軽に相談してみてください。

他にもTech Kids School独自の試みとして、自分の作品の成果をプレゼンテーション形式で発表するという時間も定期的に設けられており、人前で話すことでプレゼンテーション力を磨き、人前で発表するときに物怖じしない姿勢を養うことを重要視しているようです。

なお、「全国版出張・Tech Kids School」として、2020年9月より開始されたオンライン学習サービス・
『「TechKids Online Coaching(テックキッズオンラインコーチング)』は2023年8月をもって新規生徒の募集を終了しているようです。


LITALICOワンダー

』は東京・神奈川・埼玉の1都2県を中心に展開している店舗型のプログラミング教室です。

他の店舗型スクールとは違って、レベルの高いIT人材の集まる関東地区に重点を絞ったプログラミングスクールサービスですので、講師陣の質はかなり高いようです。

サービス地域

東京・神奈川・埼玉の1都2県内に通学できる生徒さんを想定しています。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

対象レベル

対象の生徒さんの対応するレベル幅が広く網羅し、年中(ひらがなが読める)〜高校生までをカバーしています。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

生徒の最長で12年以上長く続けられる点で、他のプログラミング教室にはない非常にアットホームな雰囲気も魅力であり、
受講継続率が驚異の97%もあるようです。

カリキュラムの特徴としては、子供たちの“楽しい”と思う気持ちをより大事に考えて、好奇心を引き出すような内容で構成されているのが長く愛される秘訣なのかも知れません。

教室ごとの雰囲気がどのようなものか気になる方は、一度無料体験を試された上で、お子様の意見を聞いて継続するかを決めてもよろしいと思います。

学習内容等

LITALICOワンダー プログラミング・ロボット教室の提供する学習コースには興味のあるテーマに応じて何通りか用意されております。

この記事のテーマのスクラッチプログラミング限定ということで言えば、
『ゲーム&アプリ プログラミングコース』を受講するのが良いと思われます。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

先程も述べたように、LITALICOワンダーの学習塾は、関東地域中心の主要駅周辺を開校し、講師の方と一緒に楽しくものづくりができるサービスです。

ただし最近では、LITALICOワンダーでも自宅で受講したい・遠方に住んでいるけれど受講したい、という声に応え、オンラインでも通塾できるようになりました。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール

気になる方は無料体験授業もオンラインから可能になっていますので、一度申し込まれてみてはいかがでしょうか。

合同会社タコスキングダム|タコキンのPスクール


スクラッチプログラミング教室を選ぶ5つの基準?

ということで、主にオンラインでもお宅からでも通える良質なスクラッチを勉強できるプログラミング学習サービスを紹介してきました。

主に全国展開している有名どころをピックアップしていましたが、探せば必ずローカルでサービス展開している中堅〜小規模のスクールもあると思います。

子供の習い事もできるだけ地元で受講させたい方は、以下の5つの項目を踏まえた上で色々と検討してみてください。

値段

受講の値段に関しては、実際のところ学習カリキュラムの内容であったり、各社の細かく分けられたプラン設定によるものが大きいので、ほとんど非公開形式で、要お問い合わせといったところです。

ただほとんどの学習サービスが、初月はお試し無料キャンペーン等などの措置を設けていますので、気に入らなければ期間中に辞退を申し出ることで簡単に辞めることができます。

大体の月あたりの料金は選択プランにもよりますが4,000〜10,000円の価格帯が妥当かと思います。

アクセス

かつての一昔、二昔前の学習塾のイメージとは違い、実店舗をもった学習塾もオンライン対応できる場合がほとんどです。

ほとんどの一般家庭でもインターネットが普及し、既に場所は選ばなくなったというのは地域格差の問題が無くなって来つつあると見れば喜ばしいことです。

ただし、完全オンラインの受講を考える上で、事前に考慮しておくべきは、
本教材には含まれない、別途必要となる副教材の事前準備のことです。

これには光回線インターネットがご家庭で利用可能になっていることも前提条件の一つですが、特にロボットプログラミングのようにハードウェア教材を使った学習カリキュラムでは、本教材とは別にこれらの副教材を購入しておかなくてはなりません。

副教材一式揃えるだけでも、軽く1万円を越えてくることはザラにあります。

この点においては、施設型のプログラミング塾の場合、教室内に生徒が共有して利用できる教材として備え付けられているものを使える可能性があり、高い副教材をわざわざ購入しなくてもよい場合があります。

とはいえ、高価な副教材が必要になってくるのは
ロボットプログラミングの学習コースであるからですので、パソコン一つあればどんなプログラムでも作成可能なスクラッチプログラムコースなら、基本的には教科書程度のもので事足ります。

受講期間

1年程度の区切りで決められたカリキュラムが修了する形式の学習講座から、小中高と長く利用できる予備校のような立ち位置のものまで、割とバリエーションがあります。

どのような形態を選ぶかは、子供たちの反応や意見を尊重したり、教育費などの余裕を見ながら考えることになります。

また一度受講してみて、学習カリキュラムの理解度や興味の度合いを経緯観察しながら、講師の方たちの意見も取り入れて適切な受講期間はどの程度なのか相談してみるのも一つの手段かと思います。

難易度と発展性

至ってスクラッチは小中学生レベルの言語として設計されている言語であり、難易度で言うと初歩クラスのいわゆる繋ぎの言語です。

プログラミングスクールに通う生徒さんが高校生となると、より高度なレベルの別の言語の取得を考える必要があります。

最近は人工知能(AI)ブームもありPythonが人気ですが、C#やUnityなどのゲームプログラミングに特化した学習カリキュラムも増えて来ています。

ある程度スクラッチを習得してしまった子供に、いつまでもスクラッチを習わせておくのは学習期間や費用を考えても勿体無いので、保護者としては、次なるステップへとスムーズの移れるように後押しや理解する姿勢が必要になります。

難易度で言うと、Pythonよりも更に上位レベルになりますが、個人的にオススメなのは
JavascriptHTML&CSSなどに代表されるWebプログラミングの分野です。

自分の手でホームページ制作を作成できるようにまでなると、もう立派なフロントエンドのエンジニアの第一歩になります。

プログラミングテーマ

スクラッチで作成可能なアプリケーションは、本家のスクラッチハブで作品検索すると色々とサンプルが発見できます。

お絵描きアートから、本格的なシューティングや有名なスクロールゲームなど、年齢を問わず世界中の様々な人たちが多様な作品を日々アップロードしています。

スクラッチプログラミングを始めるにあたっては、とにかく子供の制作意欲を尽きさせないことが肝要です。

つまりは
プログラミングテーマ選びが非常に重要な役割を持っていると言えます。

プログラミングスクール選びを考える際には、学習カリキュラムに、お子様の興味にマッチしたプログラミングテーマが備わっているかを必ず確認しましょう。


プログラミングスクールは必要か?〜メリットの考察

さらに余談で、(スクラッチ)プログラミングスクールで、プロの講師から直接教わることのメリットを改めて考えてみましょう。

保護者様が子供の頃の時分においては、そもそも「プログラミング教育」などの概念がなかったのではないでしょうか。

小学校・中学校でいよいよプログラミングが本格的に履修科目になるとはいえ、学校でどのような授業が行われているのか、親世代からすると全く想像できない分野です。

ただ学校の先生が義務教育の一環としてきちんと教えてくれるなら、プログラミング教室でわざわざ高い受講料を支払ってまで習わせるほどの必要性は無いのではないか、と懐疑的な意見も多く聞かれます。

ささやかながら、これから先子供たちの将来にとって重要な習い事の一つになると期待されるプログラミングスクールのメリットを洗い出しておきましょう。

学校の先生はプログラミングを良く知らない

当然ですが、学校の先生は義務教育の範囲内で子供たちを教育するプロフェッショナルです。

学校の先生になるためには短大や大学等で教員免許を取得し、教員採用試験をパスしなくてはなりませんが、教員となる時点でプログラミングとは無縁とも言えるキャリアパスの先生たちがほとんどでしょう。

プログラミングが必須科目となった時点で、学校の先生たちも慌ててプログラミングの勉強を始められたようですが、大人になってからでは子供の頃のように新しいことを直ぐに覚える訳でもなく、そう易易と習得して現役のプログラマーと肩を並べられるノウハウが身につくわけではないのです。

悪気はありませんが正直に申し上げて、学校の先生は、
プログラミングに関して全くの素人と考えておいたほうが正しい認識です。

プログラミングの履修科目義務化も、政府がいきなり前触れもなく決定した感があり、学校の先生たちもとんだとばっちりを受けてしまったことには同情もしますが、現状、素人が素人に教えているので、学習効果も何もあったものでは無いでしょう。

パソコンのセットアップ・使い方に触れる

子供たちにとって、プログラミング学習で大いに恩恵を受けられるという意味では、パソコン、特にキーボード、マウス、映像音声入力の扱い方に早いうちから慣れさせることができるという点です。

現在、若年層へのスマホの普及が圧倒的で、パソコンを所持している子供さんのほうがマイナーという状況になりつつあります。

スマホだけだと、SNSや動画・音楽を愉しむことはできますが、満足なプログラミングをするにはほぼ不可能です。

きちんとしたプログラミング用のパソコンかタブレット端末の使い方を身につけることが、そこからようやくプログラミング学習のスタートラインに立てる、という意味合いでも重要な項目です。

ソフトウェアの可能性を知る

今日の社会は膨大なソフトウェアの上に、我々の生活が成り立っています。

この巨大な社会インフラ基盤が、プログラミングという技術から生み出されているということを大人になったらなんとなく分かっているけど、子供たちには「ソフトウェアで何が出来るの?」くらいにピンと来ていないはずです。

子供たちに、ソフトウェアに興味を持ってもらうこと、プログラミングに夢を抱いて取り組んでもらうことが、やがては社会の役に立ち、将来の国家の安定を支えることになる、ということもプログラミング教育の重大なミッションになっています。

現在、世界中の国々で情報技術分野での苛烈な技術競争の真っ直中にあり、プログラミング教育分野への投資は年々右肩上がりに成長してきています。

どの国も10〜20年後の最先端技術分野の主導権を握るための教育戦略を着々と進めてきつつある中で、今の子供たちの創造性を大切に育てて貰うことが重要になります。

子供の個性を早いうちに見極める

プログラミングの素養は、数学と英語の要素を併せ持つ、論理的思考と深い関わりがあります。

成長する上でどうしても、子供たちの個々に得意・不得意とすること、興味があること・興味がないこと、などがおおよそ小学生〜中学生の間に個性として形成されていくでしょう。

そのような成長過程で、親として出来ることは、本人たちの秘めたる可能性を探して育ててあげることが重要になってきます。

例えば、英会話のスクールに通わせているからと言って、大人になってから英語をバリバリ活用できる仕事に就けるかというと、全くそうはならないでしょう。

現実は日本人全体で、英語でコミニュケーションを必要とする関連職業に従事できるのはせいぜい多くとも5%程度と見られています。小学校の時分から英会話教室を通い続けた生徒さんたちのほとんどは、大人になってから英会話とはほぼ無縁の仕事をしている可能性の方が大きいのです。

似たような事情で、プログラミングスクールを小学校からある程度の期間続けたとしても、将来ITの職に就けない可能性もあるのも事実です。

ただ、小学生の早いうちから本人のプログラミングに対する熱意や取り組む姿勢を見守ってあげて、向いていないようでしたら、早めに別の興味のある分野への習い事をさせてあげられますし、向いてるようであればより高度なステージへ進ませてあげされることもできます。

何事も、早期に子供たちの可能性を見極めてあげることが重要なのです。

記事を書いた人

記事の担当:taconocat

ナンデモ系エンジニア

これからの"地方格差"なきプログラミング教育とは何かを考えながら、 地方密着型プログラミング学習関連テーマの記事を不定期で独自にブログ発信しています。