※ 当ページには【広告/PR】を含む場合があります。
2023/01/02
【Scratch入門】タイマーの基本と使い方のポイント
【Scratch入門】Scratchでキーバインド〜キーボードからの操作を覚える
今回はストップウォッチの簡単な応用として、連続でタイムを記録できるように、「タイマー」と「リスト」のダブルな合わせ技を解説します。なお、出来上がりのScratchアプリは以下のような感じになります。
【Pschool厳選】Scratchを学べるオンライン・駅前プログラミングスクール5選
ストップウォッチの値をリストに代入する
ではステップ・バイ・ステップで今回のプログラムを実装してみましょう。タイム記録用のリストを作成する
まずはScratchのプロジェクトを新規作成して、ネコのスプライトに[コード] > [変数] > [リストを作る]
から新しいリスト
ダイアログを表示させます。追加するリスト名をタイマー記録
としてみます。このリストを使って、ネコのスプライトがクリックされたときに、現在のタイマーの時間をリストへ取得させてみましょう。ネコのスプライトに以下のブロックコードを追加します。これで、ネコのスプライトをクリックするたびに、リスト・タイマー記録
にタイムが記録されていることがわかります。タイマーとリストをリセットする機能を付ける
記録を消去したいときに、素早くタイマーとリストを空にしたいので、次にネコのスプライト以下の場所をクリックすることで、記録のリセット機能を盛り込んでみます。以下のようなブロックコードを追加します。タイマーをリセットしたり、リセットを空にしたりすること自体はブロックが用意してあるので、とても簡単に行うことができます。この場合はむしろ、ネコのスプライト以外の場所をクリック
したときに何かの処理を行わせたい、というテクニックを使っていることにご注意ください。これを🏴
ボタンを押してプログラムを実行してみると、という感じに、タイマーとリストを同時にクリアすることができました。
【Pschool厳選】Scratchを学べるオンライン・駅前プログラミングスクール5選
まとめ
今回解説したテクニックを使えば、タイマーだけでなくスコアなどのゲーム中の状態を色々とリストとして保持できるようになります。工夫次第ですが、長距離走の運動場のトラックを周ごとのタイムも記録できるようになると思います。余談ですが、リストのデータが多いほど、Scratchアプリの動作は結構重くなります。Scratchでリストを多用するようなプログラムはなるべく避けた方が良いかもしれません。