Pスクール厳選・楽しいSTEAM教育向け教材の紹介コーナー① 〜 木製ひらがなコンピュータ・ころぴゅーた編


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2020/11/30
Pスクール厳選・楽しいSTEAM教育向け教材の紹介コーナー② 〜 レゴ® WeDo2.0 編

この数年で
ベビーテック(Baby-Tech)という造語を聞いたことのある方もいるかもしれません。

Baby(赤ちゃん)とTech(テクノロジー)をもじった造語からきているこのベビーテックですが、海外ではベビーテック製品を開発・販売するIT系のスタートアップ企業も増加しつつあります。

今回はそんなベビーテックの国内のコンペティションで、著者の気になるスマート知育玩具の一つを紹介し、ベビーテック製品がどのようなものかをちょこっとだけ解説しようと思います。


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はじめに ~ ベビーテックに関して

あらためてベビーテックとは、妊娠から小学校入学前の子供を対象に、育児・保育分野の手広く扱うITサービスやハードウェア製品のことを指しています。

近年では、育児・保育に特化したITシステムやIoTデバイス・Webサービスもこのベビーテックに含まれており、ベビーテック関連製品・クラウドサービスのようなこれまでにないような新しいプロダクトを打ち出すベンチャー企業の進出も国内外で目立ってきているような状況です。

ここ最近のスマート知育をテーマに未就学児までを対象とした製品はラーニングトイ、スマートぬいぐるみ、スマート積み木などが各種おもちゃメーカーや大手の電機メーカーからも次々と発表されています。

学びと遊びの重要性

子供の母国語の能力は4歳から5歳までには基礎が固まるそうです。

子供の将来の英語などの他言語習得を考えると、言語の聞き分けの基準が形成される3~5歳の段階が良いとされているため、親からすると
「えっ、そんなに早い時期に英語の勉強を始めないといけないの?」と思われるかも知れません。

今回の主題のスマート知育玩具の話とは少し話がそれますが、例えば、英語学習プラットフォームをオンライン教育があまり普及していない途上国などをターゲットとしているウクライナのスタートアップ企業・
AllRightは、4歳以上の児童向けにオンラインで先生が指導して、AIが学習を支援してくれるサービスを展開しています。

このように全世界でみた
英語学習市場の規模は2025年に55億ドルに達すると予想されているため、今後もAllRightのようなベンチャー企業が誕生する傾向にあります。

参考サイト:
低年齢児童の英語学習はゲーム化が鍵、ウクライナのAllRightがシリーズAを調達

そのようなサービスの急成長を後押ししているのが、新興国の子育て世代の親であり、子供の将来性と英語教育の結びつきを重要視していることが分かります。

現在、
英語を勉強している人は全世界で15億人とも言われ、その中成人していない子供は2020年段階で5億人にものぼるため、かなりのビッグマーケットです。

AllRight社のサービス製品の面白いところは、英語の学習がオンラインで繋がった講師と子供との音声でのやりとりで行われ、ソフトウェア上のAIが子供たちの発音をチェックして、母国語と英語で色々と教えてくれたりする支援機能を備えています。

操作するインターフェイスは音声入力のみで、子どもたちは実際に話される英語からAIのアシストを受けながら学習が進行していきます。

このようなAllRight社の取り組みの中で分かってきたことは、このような低年齢の子ども向けの英語学習にとっては、
ゲーム的であることが効果的だということらしいです。

子供たちの好奇心は普遍的なものであり、そこに国境はなく、楽しく遊べるような感覚で扱えるゲームはどの国の子供にとっても受け入れられる力を秘めています。


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木製ひらがなコンピュータ・ころぴゅーた

前節までで、世界的にベビーテック市場が堅調に伸びてることを説明しました。

日本でもクラウドファインディングやSNSなどを利用して、子供のゲーム感覚をくすぐるスマート知育玩具を生産・販売するスタートアップ企業の活動が活発化しているようです。

今回一例として取り上げさせてもらうのは、木製ひらがなコンピュータ・
『ころぴゅーた』という、2020年11月現在で絶賛クラウドファインディング中のスマート知育玩具のプロジェクトです。

『ころぴゅーた』は、木製のひらがなブロックにRFIDタグが埋めこまれており、これを木枠のガイドに沿って転がすと内蔵されたリーダーが、ひらがなブロックの文字を読み取り、筐体に置いたスマートフォンに文字を表示するという仕組みの知育玩具です。

文字や言葉を覚える時期の小学校就学前後の子供たちを中心に、言語の習得を遊びながら学びを与えることができるようです。

動画出典: ころぴゅーた|CORO-PUTER-Ja.(全体説明ver.),
https://youtu.be/B3EXrn2xZzc

クラウドファンディングでの注意点として、プロジェクトの募集終了後に生産体制に入るため、クラウドファインディングの結果によって生産スケジュールなどの状況が変化します。

個人的な感想で言えば、専用のアプリの絵本やゲームがいくつか用意されており、自作ゲームを作成できるとの構想があるようで、このアイデアはフロントエンドプログラマーのアンテナにビンビンくるほど興味深く、需要が出てくるならば一度自作アプリなども作ってみたい気分をそそられてしまいます。

どのような開発環境をベースにサードパーティのプログラマーに提供していただけるのが気になるところでした。


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まとめ

ベビーテックとは、子育て産業とIT分野の融合によって生まれたまだ比較的新しい産業です。

著者もこれから日本のベビーテックの市場の成長がどのように推移していくことに興味津々ですので、気になる製品やサービスがあればアーカイブに残しながら情報を配信していきたいと思います。

参考サイト

ベビーテックとは何か? 育児での活用事例や注目の製品、市場規模を解説

木製ひらがなコンピュータ「ころぴゅーた」RFIDタグとスマホが連動するIoT知育玩具!<BabyTech® Award 2020「学びと遊び部門」優秀賞 受賞!>